最近、自然素材でよく使われるようになった珪藻土。
調湿性にすぐれ、アルカリ性の為、カビも発生しません。匂いをとる効果もあるなど、自然素材という以上の良さがあります。
しかし、この素材をリフォームで使う場合は、まず、下地からやり直すことにしています。
下地は同じく調湿性のある石膏ボードをにします。コンクリート壁に直接、塗っては効果なしです。写真は下地塗りの様子です。
まず、ボードの継ぎ目に専用のテープを張り、その部分をパテで平らにします。
次に、下塗り材(白い材)を全体にぬります。
また、場所によっては、石膏ボードが張れない箇所があります。
その場合は、カチオンという左官下地をします。
最後に、珪藻土の仕上げ材です。
珪藻土は、その日の気温・湿度によって色など変わってしまうので、職人さんの腕にかかります。
左手には平らな板を持ち、塗りきれる程度の珪藻土を載せます。
右手には、金コテで塗るのですが、私も見習いとしてやってみましたが、
見た目ほど簡単にはいきません。
仕上がりは、“コテむら”といい、真っ平らにはせず、塗りむらを残して自然な感じに仕上げます。